WSP事業
LIB
リチウムイオン電池原料

近年、めざましい勢いで拡大しているリチウムイオン2次電池(LIB: Lithium Ion Battery)市場に対して、
ダイセルミライズは幅広い商品を取り揃えております。
リチウムイオン2次電池の構造

車載用リチウムイオン電池
パック外装
車載用リチウムイオン電池パックの外装材として難燃性に優れたPP樹脂(ダイセルPP)が使われています。
負極板
負極板の製造過程の概略は以下の通りですが、負極材のカーボンと水、バインダーであるSBRとCMCを混練して
カーボンペーストを作り、これを銅箔に塗布して負極板を作ります。

ダイセルミライズでは負極板の製造工程で使われる以下の商品を取り揃えております。
[ 01: 負極ペーストの製造において、”増粘剤”,”分散剤”,”流動化剤”として機能する CMCダイセル ]
LIB用としてポピュラーなのは、CMCダイセル2200 です。
CMCダイセル2200の⼀般規格
水分(%) | 1%粘度(mPa・s) *25℃60回転 |
pH | エーテル化度 | 食塩分(%) |
---|---|---|---|---|
10%以下 | 1,500~3,000 | 5.5~8.5 | 0.8~1.2 | 1.0%未満 |
2200以外にも、LIB用として実績のある品番がございます。
詳しくはお問い合わせください。
[ 02: 活物質の分散安定機能も有する新しいタイプの増粘剤 アクアブリッド ]
ダイセルミライズの乳化重合技術とCMC応用技術により開発された、電極用水系増粘剤です。
・水分散タイプであり、スラリー分散液の作成がきわめて容易です。
・不具合の原因となるゲル含有量を極限まで低減しており、従来の濾過工程が不要となります。
負極スラリー作成工程

[ 03: セパレーター ]
LIBのセパレーターに安全性を付与するために、セパレータ基材に耐熱層をコーティングしたセラミックセパレータ需要が増えています。
耐熱層を塗布する際、粒子の分散安定剤としてCMCダイセルが使われています。

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