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お知らせ
フィルム価格改定のお願い
お知らせ
原燃料価格の高騰に伴い、自助努力だけでは吸収しきれず、
添付の通り価格改定をお願い申し上げる事となりましたので、ご連絡します。
今後も徹底したコストダウンに取り組み、安定供給を継続してまいります。
当社製品における第三者認証に関する不適切行為について(第6報)
お知らせ
2022年7月11日に公表しましたUL認証における不適切行為に関しまして、再登録の申請を行うグレードをご連絡させていただきましたが、一部の再登録申請グレードについて訂正がございますので、下記リンクの通りご連絡申し上げます。
お客様をはじめ関係者の皆様に多大なご心配とご迷惑をおかけしておりますこと、改めて深くお詫び申し上げます。
以上
当社製品における第三者認証に関する不適切行為について(第5報)
お知らせ
2022年7月11日に公表しましたUL認証における不適切行為をうけて、株式会社ダイセルにより社外の有識者から構成される調査委員会が設置され、本件不適切行為の事実関係、他子会社でのUL認証に関連する類似案件の有無を調査及びこれらの行為の原因分析及び再発防止策の提言等を委任しておりました。その結果同委員会から調査報告がなされ、2023年1月10日に株式会社ダイセルのホームページで調査報告書が公表されております事をご報告申し上げます。
私共は当該会社として、この調査報告書での指摘や再発防止への提言を真摯に受け止めるとともに、同時に宣言されたダイセルグループ全体としての不適切行為からの決別を実行して参ります。
本件ではお客様をはじめ関係者の皆様に多大なご心配とご迷惑をおかけしましたことを、あらためて深くお詫び申し上げますとともに、再発防止策の徹底とコンプライアンス強化を図り、お客様をはじめ社会の皆さまからの信頼回復に努めてまいります。
尚、上記調査報告書につきましては、こちらをご確認下さい。
以上
バイオ由来素材を活用した樹脂コンパウンド製品
トピックス

ダイセルミライズは日々多様化・複雑化・高度化していく市場ニーズに対応する高機能性樹脂コンパウンド製品を展開しています。用途実績は、自動車・日用品・家電OA・スポーツ等 幅広い分野にわたります。
今回はバイオ由来の素材を活用した機能性コンパウンド製品を紹介します。
1. 高機能PAコンパウンド樹脂『ダイセルPA』における
植物由来ポリアミドの活用
『ダイセルPA』は、要求特性に応じて各種ポリアミド(PA)樹脂の特性を
生かしながら設計開発したコンパウンド製品です。
植物由来ポリアミドも積極的に活用しており、高性能化・高機能化が可能です。
以下では実際に採用されている製品例を挙げて説明します。
[製品例1]ダイセルPA XBG828:
植物由来ポリアミドベース
高剛性グレード

XBG828は植物由来ポリアミドPA610樹脂の低吸水性を生かしつつ、カーボン繊維を高濃度配合することで機械強度と寸法安定性を向上させた高剛性グレードです。
軽量性もあり、自転車部品に長く使用されています。
PA610樹脂は「ひまし油」が原料のセバシン酸(COOH-(CH2)8-COOH)とヘキサメチレンジアミン(石油由来)をモノマーとして製造されるポリアミド樹脂であり、炭素基準で63%がバイオマス由来です。
[製品例2]ダイセルPA AH39L4:
植物由来ポリアミドベース
高機能グレード
AH39L4は同じく植物由来ポリアミドPA610樹脂をベースに摩耗性を低減し、持続的帯電防止特性を付与したグレードです。合わせて剛性・耐衝撃性・耐熱性のバランスを整えました。
摺動性部品・回転部品に適しています。
特殊特性 | 測定方法 | 測定結果 |
---|---|---|
帯電防止性 (表面抵抗率) |
ASTM D257 | 1 × 1013 Ω |
低摩耗性 (動摩擦係数) |
往復摺動試験 | 0.1 gf |
- 試験条件
- 荷重: 100 g
- 摺動速度: 50 mm/sec
- 摺動回数: 1,000 回
- 相手材: 同材
表:ダイセルPA 植物由来ポリアミドベース製品物性表
特性 | 測定方法 | 測定条件 | 単位 | XBG828 | AH39L4 |
---|---|---|---|---|---|
引張強さ | ISO 527 | – | MPa | 160 | 84 |
曲げ強さ | ISO 178 | – | MPa | 270 | 95 |
曲げ弾性率 | ISO 178 | – | MPa | 12,800 | 3,100 |
ノッチ付シャルピー衝撃強さ | ISO 179 /1eA | 23 ℃ | kJ/m2 | 8 | 14 |
荷重たわみ温度 | ISO 75 | 1.80 MPa | ℃ | 200 | 120 |
0.45 MPa | ℃ | 220 | 210 | ||
密度 | ISO 1183 | – | g/cm3 | 1.16 | 1.18 |
2. セルロース
ミクロフィブリルを配合した
PP樹脂コンパウンド
『セルブレンC』
『セルブレンC』はポリプロピレン(PP)樹脂に、
木材パルプを解砕して得られるセルロースミクロフィブリルを独自技術により複合化した、
地球にやさしい熱可塑性樹脂材料です。
セルロースはグローバルな資源分布が均等のため、特定の国・地域に依存しません。また非可食性バイオ資源であり、食料資源に影響を与えません。
石油由来のPP樹脂に対し植物由来の素材を配合することで、製品(成形物)のバイオマス度向上に寄与します。またセルロース繊維は有機物で、PP樹脂と同様に燃焼するため燃焼残渣が無く廃棄物削減につながります。
セルロース繊維は代表的な無機繊維より低密度のため、高濃度でも軽量となります(セルロース 1.5 ⇔ ガラス 2.6)。
さらにタルクなどの無機フィラーとは異なり、鋼材(相手材)をほとんど摩耗させません。
表:無機繊維との特性比較
繊維種 | 密度(g/cm3) | 弾性率(g/d) | 強度(g/d) | |
---|---|---|---|---|
セルロース系 | 木材パルプ | 1.5 | 150〜550 | 7.8〜14 |
無機系 | 炭素繊維 | 1.8 | 1,450〜1,850 | 30〜37 |
ガラス繊維 | 2.6 | 330 | 14 | |
スチール | 7.15 | 330 | 6.3 |
図:セルブレンCと各種フィラー配合PP材との摩耗性比較

- 相手材料: 鋼材(S45C)
- 滑り線速度: 15 cm/sec
- 面圧: 10 kgf/cm2
- 接触面積: 2 cm2
- 摺動時間: 24 hrs
- 摺動距離: 12.96 km
セルブレンCの主なグレードラインナップには次表のような3種類があります。セルロース繊維濃度は最大で54%の配合が可能で、マスターバッチとしても利用できます。表のグレードはパルプ原料に木材パルプを採用しています。他に竹パルプ由来のセルロース繊維を複合化した製品も上市しています。
表:セルブレンCの主要グレードラインナップ
特性 | 測定方法 | 測定条件 | 単位 | CP103 | CP114 | PBG150 |
---|---|---|---|---|---|---|
セルロース繊維濃度 | – | – | wt% | 30 | 40 | 54 |
引張強さ | ISO 527 | – | MPa | 47 | 46 | 50 |
曲げ強さ | ISO 178 | – | MPa | 57 | 80 | 83 |
曲げ弾性率 | ISO 178 | – | MPa | 3,000 | 4,600 | 5,500 |
ノッチ付シャルピー衝撃強さ | ISO 179 /1eA | 23℃ | kJ/m2 | 5 | 3 | 2 |
荷重たわみ温度 | ISO 75 | 0.45 MPa | ℃ | 140 | 155 | 155 |
密度 | ISO 1183 | – | g/cm3 | 1.03 | 1.07 | 1.14 |
セルブレンCは音響特性に優れ、楽器部品などを中心に採用されています。

現在、自動車内装用途などへの展開を見据えた射出成形用高流動グレードや建材利用を想定した押出用途での活用を検討しています。


今回はバイオ素材を生かした製品群として、植物由来ポリアミドを活用した高機能PAコンパウンドや、セルロース繊維複合樹脂『セルブレンC』を紹介しました。
ほかには、生分解性を有する酢酸セルロースを熱可塑化した酢酸セルロース樹脂『セルブレンEC』の用途開発を(株)ダイセルと共同で進めています。
これら製品は ポリプラスチックス株式会社 が1月に開催します
イノベーションショーに出展します。
ご興味のある場合は、レジン営業部までお問合せください。
成形加工シンポジア’22にて優秀ポスター賞を受賞しました
開発
2022年11月28日(月)、29日(火)に開催されましたプラスチック成形加工学会 第30回秋季大会に
口頭発表、およびポスター発表いたしました。また、本大会にて、成形加工シンポジア’22優秀ポスター賞を
受賞いたしましたことを合わせてご報告いたします。
=== プラスチック成形加工学会 第30回秋季大会概要 [概要] ===
【スローガン】京都議定書から25年、プラスチック成形加工のこれから
【日程】 2022年11月28日(月) ~ 2022年11月29日(火)
【開催形態】 対面開催
【当社社員の発表内容】
・レーザ表面加工を用いた金属樹脂接合における気密メカニズム検討
発表者:
DLAMP・接着室 宇野 孝之
要旨 :
レーザ表面加工を用いた金属樹脂接合における気密メカニズムの解明に向け、
樹脂特性の違いと金属表面の凹凸形状の違いが気密性に及ぼす影響について検討した。
強度発現メカニズム(アンカー効果)とは異なる考え方が必要であることを明らかにした。
加熱SEM-DIC法により、異なる凹凸形状毎の接合部に生じるひずみを可視化することで、
接合部の隙間発生リスクの違いをミエル化した。
プラスチック成形加工学会については、HPをご確認ください。
URL :https://www.jspp.or.jp/index.html
本件に関するお問い合わせは、以下よりお寄せください。
第2回『サステナブルマテリアル展』に出展します
サステナビリティ
当社は、12月7日(水)~9日(金)に幕張メッセで開催される第2回『サステナブルマテリアル展』に、
株式会社ダイセル、ポリプラスチックス株式会社と共同出展いたします。
本展示会は、生分解性樹脂やセルロースなどの環境配慮型素材の他、リサイクル可能材料等、
サーキュラーエコノミーの実現に向けた技術、資源、材料が一堂に集まる、「サステナブルマテリアルの総合展」です。
展示ブースでは、5つのテーマに沿って、ダイセルグループ各社によるユニークな商材、技術をご紹介します。
その① バイオマスを活用したダイセルグループの数々の機能性商材
その② ダイセルグループ商材のリサイクリング技術
その③ 排出されるC02を再び資源として利用するための技術開発の最先端
その④ 新しい木材有効活用法
その⑤ 酢酸セルロースを原料とした海洋分解性樹脂
当社からは、セルブレン®C、セルブレン®ECおよびリサイクル樹脂の紹介を行います。
皆さまのご来場、心よりお待ちしております。
第2回『サステナブル マテリアル展』に出展します
第2回『サステナブル マテリアル展』公式ページ
当社製品における第三者認証に関する不適切行為について(第4報)
お知らせ
7月11日に公表しましたUL認証における不適切行為に関しまして、ISO(国際標準化機構)の登録認証機関である一般財団法人日本品質保証機構(以下「JQA」)による不定期審査を受審しました結果、株式会社ダイセル広畑工場が取得しているISO9001:2015 ※ について認証範囲が一部取消し・縮小となりましたので、お知らせいたします。
お客様をはじめ関係者の皆様に多大なご心配とご迷惑をおかけしますことを、あらためて深くお詫び申し上げます。
当社は、この度の措置を真摯に受けとめ、実効的な再発防止を図ることで、お客様をはじめ社会の皆さまからの信頼回復に努めてまいりますとともに、本認証の再取得にも取り組んでまいります。
詳細は株式会社ダイセルのホームページに記載します。
※ 品質マネジメントシステムに関する国際規格
以上
ハウスホールド営業部より
QQ KITCHEN『らくポイ自立式水切り袋』を新発売
製品
弊社ハウスホールド営業部より、
シンクに広げて置くだけ料理ゴミを簡単にお掃除できる
『らくポイ自立式水切り袋』をニューリリース致します。
4月に新発売しました『らくポイリング』に続き、QQ KITCHENシリーズ第二弾の新商品となります。
『らくポイ水切り袋』は、ベージュのモノトーンカラーでシンク内においても主張し過ぎず、
素材には<バイオマス樹脂>と<脱臭抗菌剤>を配合しているので、
環境にも、使い手にもやさしい商品をコンセプトにしています。
ヘテロ界面制御部会&材料機能ドライプロセス部会で講演しました
開発
2022年11月11日(金)に開催されました ヘテロ界面制御部会&材料機能ドライプロセス部会 合同例会にて
講演いたしましたことをご報告いたします。
=== ヘテロ界面制御部会&材料機能ドライプロセス部会 合同例会 [概要] ===
【テーマ】 ドライプロセスを用いた異種材接合技術の最新動向
【共催】 (一社)表面技術協会/ヘテロ界面制御部会, (一社)表面技術協会/材料機能ドライプロセス部会
【日程】 2022年11月11日(金)
【開催形態】対面開催
【当社社員の講演内容】
・レーザを用いた金属表面処理技術と金属異種材料接合への応用
発表者:
DLAMP・接着室 宇野 孝之
要旨 :
・レーザを用いた金属表面処理技術(DLAMP®)
・金属表面凹凸の形成メカニズム
・金属樹脂接合における強度特性
・金属樹脂接合における気密性能
・金属異種材料接合の応用例
一般社団法人 表面技術協会については、HPをご確認ください。
URL :https://www.sfj.or.jp/index.html
本件に関するお問い合わせは、以下よりお寄せください。
当社製品における第三者認証に関する不適切行為について(第3報)
お知らせ
7月11日に公表しましたUL認証における不適切行為に関しまして、
UL認証が取消しとなる一部製品について、UL認証の再登録申請を行うグレードを
下記リンク先の通りご連絡申し上げます。
お客様をはじめ関係者の皆様に多大なご心配とご迷惑をおかけしておりますこと
深くお詫び申し上げます。
以上